その車買った!
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先日、メルマガで車の話をしたところ、何名かの方から、「車がお好きなんですね。実は私もです。」というお返事を頂きました。
大体年齢がわかりますね。
今の若い人は車に興味がないようです。
自動車は、日本の「基幹産業」なのに、当の日本人がこの先自動車を買わないというのは憂うべきことです。
日本は意外にも世界でも有数の貧富の差が激しい国になってしまいました(OECD24か国の中でワースト3)。
年収200万円代の人が5人に一人です。
これではとても車を買えないし、買っても維持ができません。
私が総理大臣だったら、車とガソリンにかかる税金をすべて0にしたいですね。
ところで話は変わります。
20年近く前のことです。
私は、冷やかしでぶらりと近くのBMWのディーラーを訪ねました。
私は、v-techのアコードに乗っていましたが、特に大きな不満があったわけではありません。
営業マンが近づいてくるなり、
「いい車にお乗りですね。ホンダは本当にエンジンがいいんですよね。
でもBMWはさらに素晴らしいですよ。
実はBMWへの乗り換えはホンダ車のオーナーが一番多いのです」。
と、軽くジョブ。
さらに、
「お客様はとてもラッキーですね。
今、320の特別限定車が出ています。
特別装備は、色が○○、内装が××、ホイールが△△、等々。」
営業マンはカタログを持ち出していかにその車が「特別」な限定車かを説明します。
車好きの私はかなり心が揺さぶられます。
最後に営業マンは畳み掛けてきます。
「実はこの限定車、日本全国で400台しか販売されません。
うちの店の割り当ては30台。後なん台残っているか調べてきます。」
といい、パソコンで何かを調べだしました。
すると突然
「お客様はとても運がいい!」
あと一台しか残っていません。
最後の一台です。
この特別限定車、大変好評なので明日にはもう売れてしまうかもしれません。
私はもちろんその場で購入申込書にサインしました。
幸いなことに、納車された320は本当に素晴らしく今でもなつかしく思うくらいです。
確かに私は衝動買いをしました。
軽率な人間です。
しかし、その営業マンは一言も「買ってください」ということばを発しませんでした。
私も10年以上の営業経験があります。
銀行時代は、成績トップの社長賞をもらってハワイ旅行にも行きました。
目の前のお客様にどうしたら買っていただけるか。
もしかしたら私の頭の中には「優秀な営業マンから買いたい」という潜在意識があるのかもしれません。
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この記事の執筆者
梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎
東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。