経理不要論

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私はかつて銀行につとめていました。 

銀行では、定期的にほぼ2〜3年で担当替えあるいは転勤があります。 

同じように、税務署や警察署でも比較的頻繁に転勤があります。 

これには皆さんお察しの通りの理由があります。 

お客さんや特定の人、会社と必要以上に「仲良くならないようにするため」。 

端的に言えば、「不正」を未然に防ぐためです。

わたしは、理由は多少違いますが、経理係も定期的に移動させるべきと考えています。 

うちみたいな中小企業には無理だよ。 

経理の専門家はそう簡単に雇えないし。

よく聞くいい訳です。 

もし、担当替えが難しいならば、毎年一ヶ月くらいの「長期休暇」を強制的に与えるのはどうでしょう。 

たいていの経理の担当者は抵抗します。 

わたしが留守の間どうするのですか。経理はぐちゃぐちゃになりますよ。 

それは経理の担当者が「ブラックボックス」を明らかにしたくないいい訳だと考えてください。 

経理の担当者を悪者にするつもりはありませんが、人は保身に走るものです。 

「自分にしか分からない会社の重要な仕事」 

これが経理のブラックボックスの正体です。 

ブラックボックスの存在が経理担当者の「存在」を保証するのです。 

多くの会社では、経理にボトルネックを抱えています。 

経理係が経理の仕事をブラックボックス化しているからです。 

多くの社長は、自社の商品や技術、マーケティングには明るくとも経理は苦手という方が多くいます。 

確かに20年前は「経理」は専門職でした。 

簿記を理解した上に「手書き」で帳簿をつけて決算書まで作成しました。

ところが今は状況が大きく変わりました。 

良くも悪くもITが環境を大きくかえました。 

経理の事務的な仕事は「すべて」パソコンが自動的に何ら専門知識を必要とせず行ってくれます。 

今や経理の仕事は誰でもできます。 

パソコンの設定と仕事の標準化がキーワードです。 

不正の防止、経理の効率化のためにもぜひ実行したい改革です。

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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