売掛金の管理はとても重要です

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売掛金の管理はとても重要です。 

私の知る限り、売掛金の管理が徹底している会社は例外なく「キャッシュリッチ」です。 

売掛金の管理と、「信用調査」は表裏一体の関係です。 

売掛金の管理を徹底すると、行き着くところは、そもそも得意先に信用でモノ、サービスを行ってもいいかどうかの判断です。 

特に新規のお客様は要注意です。 

相手の信用状況を調査しなければなりませんが、大企業でしたらいきなり決算書の提出を求められますが、中小企業ではなかなかそこまでできません。 

そこで、利用するのが、帝国データバンクや商工リサーチのデータです。 

ところがこれが正直あまりあてになりません。 

そこで、ルールが必要です。 

新規のお客様には、事情を説明して代金の前払いを要求する。 

あるいは、初回の取引の金額の限度額を設定するなどです。 

では、売掛金の管理は誰の責任で行うのが適当でしょうか。 

経理が売掛金の回収を行っている会社も多いとは思いますが、私は担当の営業社員が売掛金回収の責任を持つべきと考えます。 

営業社員のインセンティブを売上高基準で行っている会社も多いのですが、売上だけではなく、売上代金の回収が完了して営業社員の成績のポイントとするべきです。 

経理の職員は、得意先の実情を知りませんし、紋切り型のトークで逆に取引先のご機嫌を損ねることも珍しくありません。 

その点、営業担当であれば、相手企業の内情もある程度は把握しているであろうし、次回の取引を踏まえての売掛金回収の交渉ができます。 

また、取引の開始から、売掛代金の回収まで取引サイクルすべてについて責任を持たせることで安易な売上も減らすことができます。 

では、売掛金延滞の連絡はいつするべきでしょうか。 

間違いなく、入金期日の翌日です。 

必ずです。 

そのことにより、相手会社は、「この会社は手ごわいぞ、管理がしっかりしているので甘く見られないな」という認識を持ちます。 

これは重要です。 

資金繰りに厳しい状況の会社でも、「うるさい」会社から順番に支払いを行います。 

また、売掛金回収管理がしっかりしている会社は、他の面でも当然に管理がしっかりしていると見られがちです。 

それが会社の信用になります。 

少額の売掛金でも侮るべからずです。

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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