経理の仕事は3日で終わります

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私は、売上高10億円以下の会社は、業種にもよりますが経理部、経理課は不要であると考えます。 

それどころか経理専任の社員も必要ありません。 

メルマガでも何度か書きましたが、IT技術の発達は目を見張るものがあります。 

経理関係もその例外ではありません。 

かつて、30年前私は某銀行の「主計」と呼ばれるいわゆる経理係でした。 

当時はまだコンピュータが一般事務まで十分普及していませんでした。 

私は、普通預金係りや当座預金係り、融資係りなど各部署から回ってくる手書きの伝票を電卓で集計し、日計表と呼ばれる残高試算表に手書きで転記していました。 

「銀行は一円でも合わなければ帰れない」 

まさにその通りで、ケアレスミスで伝票が正しく記載されていない、あるいは集計が誤っていると貸借や現金が合わず、夜中まで間違い探しのため残業でした。 

ところが今や信用金庫でもそのようなことはありません。 

伝票の処理も現金の計算もすべて機械です。 

間違いようがありません。 

当然、人員もかなり削減されました。 

一般会社の経理も実は同様のことが起こっています。 

かつて経理は、専門職でした。 

簿記の知識が必要とされ、仕訳がわかるのは当たり前、取引ごとに伝票を起票してそれを売上帳、仕入帳、買掛金元帳、売掛金元帳、各種経費元帳、現金出納帳、預金出納帳など各種元帳を手書きで転記していました。 

今は様変わりです。 

3万円も出せば立派な会計ソフトを入手できます。 

しかも会計ソフトは年々進化し、今や、簿記の知識がなくとも取引のパターンを登録すればボタン一つで仕訳を入力できます。 

更に販売管理ソフトを利用している場合は、データを連動させ入力の手間が大幅に省力されます。 

ソフトによっては、ネットバンクの出力データを取り込むことができ、通帳取引をボタン一つで会計ソフトに入力ができます。 

もちろん、振込も税金の支払いも、売掛金の入金チェックもネットバンキングで簡単にできます。 

わざわざ銀行まで出向く必要はなくなりました。 

後は、会社内の情報の共有、受け渡しをいかにスムーズに行うか。 

経費や仕入れ先の支払いをなるべく同一日(たとえば毎月25日など)に設定して例外的な仕事はなくす。 

会計ソフトの入力も日を決めてまとめて行う。 

社内の現金をなくして、現金支払い経費はすべて立替経費精算書で行う。 

これらを実行すれば間違いなく経理の仕事は、週一日あればできてしまします。 

フルタイムの社員が経理を担当するのであれば、総務や人事、給与計算、営業事務の補助、あるいは専門性を生かすのであれば、資金繰り管理や事業計画の差異分析に時間を費やす方が絶対に生産的です。 

そうでなければ、経理はアウトソースするのもありです。

監督する必要はないし、基本間違わないし、作業も早い。 

当事務所でも経理のアウトソースを行っています。 

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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