社長、経理に問題ありませんか

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私の事務所では経理のアウトソースを請け負っていることもあり、経理の合理化にはかなり気を使っています。 

いかに品質を下げずに作業時間を短縮するかが、私の事務所の利益に直結するからです。 

もちろん合理化にも法的な制限があります。 

法人税法上、所得税法上の青色申告の要件を満たす帳簿を作成しなければならないことと、消費税法上の仕入税額控除の要件を満たさなければなりません。 

このような私の目から見ると、ほとんどの会社では経理合理化の観点から大きな改善の余地があります。 

大胆に言わせてもらえば、売上規模10億円以下の会社の経理は週に一日、月に4日間あれば終わります。 

もちろん、業種による差はあります。 

また、部門別会計を導入するかどうか、経理が請求書の発行、売掛金の管理、給与計算などいわゆる総務・営業事務まで行うかどうかによっても異なります。 

しかし、経理の仕事を純粋に会計帳簿の作成、月次試算表の作成、経費・給与・税金などの支払い業務、資金繰り管理に限定するならば問題なく月4日で終わります。 

まず、経営者の多くは大きな誤解をしています。 

経理は複雑で専門的、難しい仕事だから簿記資格保有者でなおかつ、それなりの経験者に任せるべきだ。 

とんでもありません。 

私の事務所では、顧問先の会社からベテランの経理が急にやめてしまった。

どうしよう。という相談をよく受けます。 

社内でもいいし、パートでもいいから一週間に一日時間をさける人を誰か経理に任命してください。

3か月で立派な経理を造ります。それが私の回答です。 

強がりではありません。

事実です。 

経理事務を画期的に簡単にしたのは、一つには会計ソフトの進化です。 

5万円も出せば完璧な会計ソフトが買えます。 

スタンダードな会計ソフトには、仕訳辞書といわれる機能があり、通常使用する仕訳はすべて事前にソフトに記憶させ、日付と金額だけ入力すれば済むようになっています。 

簿記の知識は不要です。

パソコンさえ操作できれば誰でもできます。 

さらに、中小企業の経理事務ほど毎月ルーティンな同じ作業を繰り返す仕事はないと思います。 

取引を複雑にしない工夫をして、現金処理を簡単にする、支払日を統一する、ソフトへの入力は極力日を決めて集中して行うなどの決まりを作れば決してブラックボックスにはなりません。 

もう一つはネットバンキングの普及です。 

毎月の源泉税の納付もネットで支払えます。 

全く銀行に行く必要がありません。 

経理は会社にとってとても重要な仕事ですが、どれほど丁寧に正確に時間をかけようとも誤解を恐れずに言えば決して利益を生む仕事ではありません。 

もちろん、上場会社、あるいは近い将来上場を狙っている会社は内部統制などそれなりの組織的な経理をしなければなりません。

私も監査法人で内部統制の指導もしていたので必要性はよく理解しているつもりです。 

しかし、大部分の中小企業、それも売上10億円以下、従業員20名以下の会社にとっては、いかに経理はコストをかけずに迅速、正確なお金の処理と経営情報の提供をしてくれるかが課題です。 

経理に問題があると感じている社長さん、ぜひお問い合わせください。 

ノウハウの提供は無料です。 

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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