失敗は成功のもと

先日、エイチ・アイ・エスの澤田会長のお話を聞いたとき、澤田会長は何度も、
「失敗は成功の母」と言っておられました。
部下が新しいことに挑戦した結果が失敗でも決して責めない。
むしろ失敗から得られる教訓は大きい。
同様のことを多くの成功した経営者が述べています。
松下幸之助翁は、ビジネスで成功する秘訣はと問われて、
「成功するまで継続することだ」と答えています。
本田宗一郎は、
「失敗を恐れるよりも、挑戦することを恐れることを恐れる」と述べています。
ユニクロの柳井さんが、著書「一兆九敗」の中で、経営に失敗はつきもの。
失敗してもめげない精神が重要と書かれています。
実は私も数年前、大きな失敗をしました。
売上は半減。お客様も従業員も半分以上離れていってしまいました。
しかし、だからこそ今があると思っています。
周りを見ても順風満帆で調子よく業績を伸ばしてきた会社ほど、何か事が起こるとおおきく転ぶようです。
失敗体験が無かったために順応できなかったのではないでしょうか。
ここでコツは、小さな失敗体験をたくさん積むことです。
会社の存亡にかかわるような失敗は避けなければなりません。
有名な話ですが、かの発明王のエジソンは、なぜあれほどの発明を残すことができたのか。
実は、トライアンドエラーの数が半端ではなかったそうです。
電球のフィラメントを発見するために、実験した素材の数は数万に上るといいます。
なぜそれが可能だったのか。
要はそれだけの財政基盤があったのです。
最初に成功した特許を原資に豊富な資金をバックに実験を繰り返し行って次から次へと発明を行ったということです。
もちろんエジソンの才能は人並み外れて抜群であったことは言うまでもありません。
しかしそれだけではない。
実験を無限に繰り返すだけの財政基盤があったのです。
財務力に乏しい中小企業は、屋台骨を揺るがさない程度に小さな挑戦をし続けて、
失敗を繰り返しつつ新しいビジネスチャンスを発見し続けるのが今後生き延びる道です。
失敗は誰でも嫌なものです。
しかし最も恐れなければならないのは、現在の成功体験に満足して挑戦を止めてしまうことです。
挑戦には失敗はつきもの。
失敗を恐れるなです。
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この記事の執筆者
梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎
東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。