人の育ち

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人の育ち、さらに言えば親の生き様というのは子供の生き方やや蚊帳や価値に大きな影響を与えると思います。 

中小企業で成功している社長、さらに進んで一代で上場まで進んだ社長、その多くは有名大学の卒業ではありません。 

多くは高卒であったり、大学も中退だったりします。 

さらに、そのような社長に幼いころのお話を聞くと、必ずしも恵まれていない。 

あるいは、親も自営業者を営んでいて、子供としてはいい時期も見てきたがどん底の時期も見てきた経験を持っています。 

私も父親はまだ健在ですが、波瀾万丈でした。 

私の家は新潟の田舎町ですが、もともと祖父の代まで江戸時代から呉服屋を営んでいました。 

いわゆる町の老舗の呉服屋さんです。 

第二次大戦の終戦を迎え、資産の没収、あるいはデノミによってほとんどの財産を失い、祖父は新しく事業を始めました。 

町の顔役的な人物であったこともあり、事業はある程度成功したようです。 

そのような環境で育った父は、地元の新潟大学を出て教員になりました。 

しかし、公務員はもの足りなかったようです。 

学校教員を止め、また地元の東北電力に勤めました。 

当時大企業のない地元新潟では超優良企業です。 

しかしそこも十数年で辞め、不動産やを始めます。 

それも地元の地縁を利用して大きなディールを行っていましたから、会社に行くのはまれでほとんど家にいて昼間から飲んでいるか昼寝をしていました。 

私の仕事観はそこで生まれたような気がします。 

社長になれば、日中はいつも家にいて仕事をせず、夜になると付き合いで飲みに行く。 

しかしその仕事も長続きしませんでした。やはりプレッシャーの大きな仕事だったのだと思います。 

40を過ぎて始めたのが測量会社です。 

当時の新潟は、今と違い、新幹線や高速道路、農道も新しい広域農道の建設で建設業大賑わいでしたから。 

そのような父を見て育った私には、銀行勤めはあまりにも退屈でした。 

もちろん私なりに事業を行うことのリスク、売上が無い時の貧困もわかっていました。 

でも、自分の責任で事業を大きくもできるし、昼間からビール飲んで昼寝することもできるわけです。 

もちろん今そのようなことはしていませんが。 

私の中には、呉服屋を営んでいた祖先の血が流れていますし、事業を行っていた祖父、父の生き方を見てきています。 

他の方も同様ではないでしょうか。 

もちろん親の苦労を見てきたから自営は嫌、公務員がいいという人もいるでしょう。 

しかし、自営業の親の子供は自営業の良さも苦労も理解していると思います。 

実は、私は従業員採用に当たって、さりげなく親の仕事を聞き出します。 

会計事務所で働くには、自営業者の子供が適していると密かに考えています。 

やはりサラリーマンを親に持つ人に社長の気持ちはわからないのではないでしょうか。 

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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