私は平均主義です

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会社経営や、勉強でも、よくいわれることに、「長所を伸ばす」があります。 

わたしがよく出席するコンサルティング会社でもそのように指導しているようです。 

確かに「短所」は、苦手、嫌い、知識が不足、経験が不足などの原因から、短所になっているのでしょう。 

その短所を時間をかけて、苦労しながら伸ばしても「普通水準」になるのがやっとだろう。 

それよりも伸びしろのある「長所」で「勝負」しろ、という理屈なのでしょう。 

しかし、私には違和感を感じます。 

私が公認会計士の受験勉強を始めたのは、銀行勤めをやめた20年以上も前の話です。 

当時の試験制度は(たぶん今も)、7科目の教科をすべて3日間かけて受験し、その7科目の合計点で合否を競うものでした。 

短期合格への方法は実に簡単。 

不得意科目を作らないこと。 

簿記、財務諸表、監査論、経済学、経営学、原価計算、商法など様々な科目があれば、当然のように得意・不得意ができます。 

わたしは数学が苦手で、原価計算や経済学が不得意でした。 

では、苦手な原価計算や経済学は諦めて、その分得意だった監査論や商法で満点を狙えるかというと、まったく無理。 

当時は15,000人受験して500人くらい合格するという競争率が異常に高い時代でしたから、受験者のレベルも高い。 

特定の科目が「得意」な人は自分以外に何千人といるのです。 

いくら自分が多少人よりいい点数をとれる可能性があっても、それだけでは不得意科目の「失点」はとても補うことができないのです。 

結論をいうと、7科目すべての科目で平均点より「少しだけ」良い点数がとれると合格できたのです。 

不得意科目を持つ人は残念ながら合格が難しいのです。 

これは統計的にも正しいということでした。 

この考え方は今だに私の体に染み付いています。 

相続税は苦手だからやらない、とか、税務調査は嫌いなどということは一切言いません。 

突出して得意になるつもりはもちろんありません。 

すべてに渡って、平均点以上できるようになれば、自分としての幅はかなり広がるのではないかと思っています。 

もしかしたら会社経営にも言えるかも。

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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