子供のころからの夢は

私のメルマガ読者には経営者の方が大勢います。
私も39歳で独立開業した人間ですが、その動機は様々でしょう。
私の場合は、「父」です。
父は田舎の新潟の東北電力に勤めていましたが、40歳くらいで独立。
東北電力の下請けで不動産業を始めました。
不動産業といっても、町の「不動産屋さん」ではなく、東北電力のために、発電所の用地や送電線の用地を買収する仕事です。
相手の多くは地主さんで、仕事は主に夜、接待や交渉だったようです。
しかし、日中はほとんど家で昼寝してますし、出かけるのも毎日ではありません。
本当は、厳しい仕事(今でいう地上げ屋?)なのですが、現場を知らない私には、毎日昼間から家で昼寝ができて生活が成り立つ。
「自分もいつかは自営をやろう」
まことに不純な動機ですが、私は子供のころから、昼寝ができる「自営」という職業に憧れました。
大学を卒業していきなり独立開業を行う勇気のなかった私は、とりあえず当時は、「安全で無難な」銀行に就職しました。
「楽な生活」を子供のころから夢見ていた私にとって、サラリーマンという仕事は耐えられないものでした。
朝は、7時に出社し、店の周りを掃除します。
7時半から営業会議が始まり、その日の「ノルマ」が確認されます。
私は、外回りの営業でしたから「ノルマ」は絶対です。
午後5時に支店に戻って営業課長に当日の成果を報告します。
未達だと、灰皿が飛んできました(本当です!)。
もちろん出直しです。「目標が達成されるまでは帰るな!」です。
きわめてまじめで素直な(?)性格の私は、本当にノルマが達成するまで帰りませんでした。
おかけで、営業成績は常にトップでしたし、ご褒美のボーナスもびっくりするくらいもらったものです。
その後、私は銀行を退職。
公認会計士の資格を取得して、めでたく独立開業。
夢だった「自営」。
しかし、現在、残念ながら「毎日昼寝」の生活とは程遠いものです。
(一時期、毎日昼寝とビールを実践しましたがとんでもない結末を迎えました。余談ですが)。
私が今の仕事を始めたのはこのように子供時代からの「不純な夢」からです。
さすがにもう毎日昼寝をして過ごしたいとは微塵も思いませんが、結果よかったとおもいます。
どんな夢であれ、「子供に夢を与える」のはとても大切だと思います。
私の事務所のスタッフは契約社員も含め総勢で15名います。
きっと、それぞれが子供のころからの夢を持っていたはずです。
一度みんなに聞いてみようと思います。
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この記事の執筆者
梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎
東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。