経営者は元気が一番

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先日、エイチ・アイ・エスの澤田会長の講演を聞きました。 

わずか1時間余りの短い時間でしたが、なかなかインパクトのあるお話でした。 

「経営者は元気が一番!」 

ひと言でいえばこれにつきます。 

澤田会長と言えば、格安航空券の販売から格安海外ツアーの発売で、エイチ・アイ・エスを創業から急拡大、今や売上5,000億円に迫る上場会社の創業者です。 

今、澤田会長はエイチ・アイ・エスの経営は後進に任せ、自らはハウステンボスの経営再生に没頭しています。 

ハウステンボスは、創業以来18年間連続の赤字、民事再生法を適用し再生の道を歩むもついに黒字化することのなかったダメ会社です。 

澤田会長も再生を佐世保市長から依頼されたものの、当初、ハウステンボスは再生するのは無理と判断したそうです。 

講演ではその理由も詳しくお話しされていましたが、最大の要因は施設の規模に比べて商圏が小さすぎる、首都圏などからのアクセスが悪いなどです。 

ところが、澤田会長は誰が経営しても決して黒字化することのなかったハウステンボスをわずか一年で黒字化することに成功します。 

その後も黒字幅は増え続け、今年は100億円の経常黒字を達成見込みとのことです。 

澤田会長はいったいどのような魔法を使ったのでしょうか。 

実は、特別な奥の手は何もありません。 

売上を20%アップすることを目標に掲げて、とりあえず考えうる手段をすべて試してみる。 

宣伝広告、値下げ、イベント。 

他のアミューズメントパークはどのようにして集客しているのか。

ディズニーをはじめ、世界中のアミューズメントパークを見て歩いたそうです。 

他が成功していることはとりあえずマネしてみる。 

10回トライすれば、23回は成功するものです。 

今度は成功したものを、より精度を上げていく。 

ここで重要なのは、「失敗しても落ち込まない」だそうです。 

どのような失敗でもそこから必ず有効なデータを得られる。 

これはとても貴重な経営情報です。貴重な情報が得られてよかった、と喜んで次の手を考える。 

ところが、澤田会長に言わせれば多くの経営者は失敗を重ねると「めげて」しまう。 

次もダメだろうと落ち込んで元気をなくしてしまう。 

もちろん、会社が破綻してしまうほどの失敗はしないように予め綿密に計画を立てなければなりません。 

失敗のない経営はあり得ない。 

ある一定の失敗を織り込んだうえで、10回に1回か2回の成功にかける。 

経営者は元気さえあれば必ず継続できるし、いつかは成功が訪れる、というお話です。 

ただし、澤田会長は付け加えることを忘れませんでした。 

失敗が一年続いてもあきらめてはダメ。 

しかし3年続けても芽がでなければ、そもそもそのビジネスモデルが間違いかもしれない。 

その時は、さっさと撤退する方がいいです。とのことです。

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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