先日、あるセミナーで、マザーテレサの人生を記録したビデオを見ました。 

感動しました。 

マザーテレサは、1997年に87歳の生涯を終えました。 

彼女はマケドニアに生まれ、修道院で教育を受けましたが、ある日、「極貧の人を救う」という天命を受けてカルカッタに住み、その生涯を貧しい人野救済に捧げます。 

マザーテレサはインド人ではありませんが、亡くなった時には、葬儀はインドの国葬で壮大に行われました。 

世の中に貧しい人を助けたり、寄付を行う人は数多くいると思います。 

しかし、マザーテレサはその目的追求の「情熱」が半端ではない。 

なぜ、人間一度しかない人生を、全く贅沢、楽しみをすべて捨て去って、他人の幸せの為に完全に費やすことができるのか。 

人生に目的や生き甲斐、天命を感じて、生涯を捧げている尊い人も多くいると思います。 

しかし、マザーテレサほどに徹底できるのか。 

わたしには無理です。 

だからこそマザーテレサは、ノーベル平和賞を受賞できたのでしょう。 

一方、マザーテレサはその「事業」を組織化しました。 

今でも彼女の後継者が何百人と、その人生のすべてを貧困者の救済に人生を捧げています。 

これって、ビジネスにも言えますね。 

松下幸之助や本田宗一郎、名だたる経営者は、はっきり言って「偏執狂」です。 

運もあるかもしれませんが、それ以上のものを感じます。 

どんな逆境に遭遇しても諦めるなど思いつきもしない方々です。 

だからこそ、その「信念」は人の心を打ち、共感する人々を事業成功に巻き込むことができたのではないでしょうか。 

マザーテレサのような「強烈な信念」こそビジネスの成功の根源かもしれません。