ポスト資本主義社会

今の制度は知りませんが、私が20年前に受けた公認会計士試験には経済学がありました。
経済学は「文系」の科目だと思っていましたが、実は数式とグラフばかり。
コテコテの文系である私は、苦戦を強いられました。
多くの「学問」がそうであるように経済学も実務や実際の生活で役に立つことはありません。
が、
ひとつ腑に落ちていることがあります。
それは、
社会が成長して完全競争の世の中になると超過利潤は限りなく0に近づき、金利も0になるということ。
これはまさに今の日本を含めた先進国の状況ではないか。
たとえ金利0でお金を借りても、もはや日本には利益を得る投資先が無いということではないか。
ことばを変えれば、それだけ日本は成熟したということです。
また、デフレがまるで悪者のように言われていますが、0インフレということは、もはや必要なものはすべて手に入ったということ。
欲しいものは無い、満足のいく社会であるという意味ではないか。
私はマルクス主義者でもなんでもありませんが、資本主義が常に利潤を追求するシステムであることは誰も異存はないはずです。
事実お金は利潤を求めて世界中を駆け巡ってきました。
日本では、バブル経済をもたらしました。
その後、アメリカを中心とした金融革命はサブプライム問題を引き起こし、リーマンショックで世界恐慌をもたらしました。
リーマンショック後、お金は先進国から中国、アセアン諸国に向かいかの地でバブルを起こしています。
今は南米が標的になっているようですがいずれはアフリカと言われています。
そしてアフリカの次は?
いよいよ資本主義の終焉か。
それとも先祖返りを起こしてまた先進国にバブルを起こすのか?
ポスト資本主義の時代はもうすぐそこです。
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この記事の執筆者
梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎
東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。