会社のお金が本当になくなったら?
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会社のお金が本当になくなったら?
会社のお金は今月末の支払いを行ったら0になる。
もう銀行借り入れも限度一杯。
どうしますか?
マチ金に手を出す!
いえいえ、その前にやるべきことがあるのでは?
とりあえず出血を抑える必要があります。
今、仮に月末の支払いが、
- 買掛金の支払い
- 従業員への給料の支払い
- 税金の支払い、あるいは社会保険料の支払い
- 役員報酬の支払い
- 銀行への返済
- 事務所の家賃
があったとします。
どの順番で支払いをストップしますか?
第一位、役員報酬の支払い。
これは仕方ありませんね。
第二位、銀行への返済。
ただし、黙ってストップするのはNGです。
必ず事前に「返済条件変更」を申し込みましょう。
最低でも半年、できれば一年間の返済猶予をしてもらいましょう。
返済猶予を行っても個人情報に乗ることはありません。
業績が回復して返済が正常化すれば、次の決算からは新たに借入もできます。
第三位、税金、社会保険料の支払い。
これも事前の相談は必須です。
無断で延滞すると差し押さえを食らうことがあります。
第四位、事務所の家賃。
通常、事務所の賃借契約の際に保証金、あるいは敷金を6か月分くらい預けているはずです。
大家さんとしては、交渉にもよりますが、保証金の範囲内で延滞を認めてくれることが多いようです。
第五位、買掛金の支払い。
これも付き合いの長い信頼関係のある業者に限ります。
それも長くて1か月ですね。
下手をすると優良な仕入れ、あるいは外注先なくしてしまうことになります。
そして第六位。できれば支払い遅延はしたくない従業員給料。
従業員は会社の「宝」です。
できれば士気が下がるような給料遅延は避けたいですね。
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この記事の執筆者
梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎
東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。