決算書は経営に必要か?

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決算書は経営に必要か? 

当たり前のことだと言われそうですが、ほんとうですか? 

自分の会社の決算書をじっくりと見ない社長が日本にはいかに多いことか。 

私が驚いたのは、かつて私が監査法人で仕事をしていたときのことです。 

ある上場会社での株主総会前の出来事でした。

ヒラだった私は直接社長とお話ができる立場ではありませんでしたが、経理担当の役員の方がぼやいているのを聞きました。 

社長が全く会社の決算書の内容を理解していない、というのです。 

株主からなにか質問が出たときにはすべて経理担当の自分が対応しなければならない。 

この意味分かりますか? 

上場会社の経営は、会社の数字を理解していなくともできてしまうということです。 

いったいこの会社の取締役会では何をどう議論するのでしょうか? 

確かに中小企業では、社長が会社の数字を理解していないケースが多いようです。 

私の経験では、しっかりと数字を理解して数字に基づいた経営を行っている社長は一割にも満たないと思っています。 

数字に対する理解の弱さが、そのまま中小企業の財務体質の弱さにつながっているのではないでしょうか。 

ところが、数字に弱いのは中小企業の社長だけでなく大企業でも同じだったようです。

もちろんこれは20年前の話です。 

今は状況が変わっていることを祈ります。 

世界の優良企業「トヨタ」を見ていると数字への非常に強いこだわりを感じます。 

これでもかという「カイゼン」活動はその現れです。 

ちなみに件の「会社の数字を理解していない社長」の会社は今は存在しません。 

数年後に某会社に吸収合併されてしまいました。 

だからという訳ではありませんが、数字を理解しない経営者をいただく会社は不幸が予想されます。

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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