あんたの会社の利回りは
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あなたの会社の利回りは?
安倍総理は、異次元の金融緩和を実施して為替を円安にしようが、何な何でも株式相場の株高を維持しようと意図しているように思えます。
株式投資の非課税制度のNISAも意外と好評のようで、限度額も年間100万円からさらにアップされる模様です。
確かに銀行預金は、ほとんど0に近い利息しか付きません。
また国債もほとんど0に近い利息しか付きません。
円安の影響で原油をはじめ小麦、牛肉などの食材も値段が上がり国策のインフレ2%アップは達成されるかもしれませんが、
景気も良くならず一般の給与水準も上がらないのに何がメリットなのか私には理解不能ですが安倍総理の意図は実現しそうです。
そうなると黙っていてもお金の価値は下落します。
当然株式投資が儲かるのであれば、株に投資するのもありでしょう。
ところで、様々な投資先を選択できる状況では誰しも投資の指標と考えるのは「利回り」です。
リスクが同程度であれば、利回りの高い投資商品にお金を出すのが当たり前です。
さて、会社を経営している社長様。
あなたの会社の「利回り」は何%でしょうか?
といっても、株式配当の話ではありません。
大企業はともかく、ファミリービジネスの中小企業において配当を行っている会社は珍しい存在です。
ここでいう「会社の利回り」とは、決算書上の総資産額に対する税引前の利益の金額の割合です。
ROA、総資産利益率といいます。
会社のすべての資産を総動員して一年間にいくら稼いだかという数字です。
また、「投資」という観点で言えば、
決算書の総資産の金額は、負債と自己資本の金額の合計に等しいですから、
社長が自分の出資と銀行などからの借入金、そして過去の利益の蓄積を投資して、
一年間にどれだけの利益を稼いだかという利回りです。
社長さんはご自分の会社のROAを決算書を見ながら計算してみてください。
この自分の会社の利回りが2〜3%というのではあまりにも悲しくありませんか?
今、低金利時代とはいえ、町の主婦でもネットなどで情報を仕入れ、FXや投信、株取引、外貨預金などを駆使して年利10%位の利回りを実現しています。
かたや休みもろくに取らずに従業員の誰よりも働きながら、自分の会社の利回りが不労所得より低いとは!
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この記事の執筆者
梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎
東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。