業績を最速で把握する

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一か月の業績を素早く把握するのはとても重要です。 

多くの会社では、一か月の領収書や請求書、給与の控除明細などから会計ソフトに入力、あるいは会計事務所へ入力を依頼しているかと思います。 

自社で入力しても、早くとも結果が出るのに月末から5営業日。 

遅いところでは、今月の損益がわかるのが翌月だったりします。 

一か月の経営成績がわかるのに一か月もかかっていてはもはや意味がありません。

事業計画を作成しているかどうかは別として、一か月の事業行動を振り返り、内容を分析してその結果、よければよいところを継続し、悪ければ改善案を考えて行動を変えなければなりません。 

そのためには、一か月の業績をいち早く把握し分析することが不可欠なのです。 

実は私どもの事務所では、当月の経営成績の実績は、当月月末の午後5時にはわかります。 

数字を出すまでの所要時間はせいぜい30分です。 

いわゆる会計原則の実現主義からみて、全く適正ではないかもしれません。 

発生主義での費用の把握ができないものも一部あります。

その場合現金主義で費用を把握しますが、金額的な重要性から言って大した問題ではありません。 

では、どうやって数字を把握するのか。 

いたって簡単です。 

まず売り上げ把握が一番簡単です。 

請求書を出していれば、請求書の請求金額を合計するだけです。 

現金で売り上げている場合には、通帳、現金出納帳、あるいは売り上げを記録したレジシートを合計すればわかります。 

後は、仕入れ、経費です。 

仕入れはまだ請求書が届いていない場合があります。

しかし納品書の金額を合計すれば仕入れ金額が出ますし。 

経費はもっと簡単です。 

経費は毎月ほぼ同額の金額が発生しているはずですから当月支払った金額を通帳を見ながら項目別に分けて集計すれば5分で把握できます。 

人件費も社会保険料も通帳を見れば一目で分かります。 

銀行の借入返済もやはり通帳を見れば即わかります。 

税金もしかりです。 

最後は現金で支払った経費です。 

これも経費精算シートを使うようにして、個人で支払った経費をワンシートにまとめておくようにすれば非常に簡単に処理、また数字の把握ができます。 

以上をシートにまとめれば出来上がりです。 

くどいようですが、一か月の経営成績を一瞬で把握することは次の月にどのような営業、マーケティングをするかを決定するためにとても重要です。 

予測通りの利益が出たのか。出なかったのはなぜか。

対策はどうするべきか。 

今回の内容は少々テクニカルで分かりづらかったかもしれません。 

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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