あなたの会社の寿命は

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あなたの会社の寿命は、何か月でしょうか。 

縁起でもないといわれそうです。 

しかし、現実を直視することは大切です。 

もし、あなたの会社の売上が突然ストップしたら、、、 

考えたくはありませんが、実際あり得ます。 

大地震かもしれませんし、社長に万が一のこともあります。 

中小零細企業では、社長が唯一の営業トップで、社長に万が一の場合には売上が全くストップすることもあり得ます。 

売上が0になっても会社の固定費は確実に発生します。 

当面の仕入れ先への支払いは、売掛金の回収代金から手当てしても、家賃、給与、社会保険料、光熱費、さまざまな固定費が発生し続けます。

金融機関からの借り入れがあれば当然、返済が必要です。 

今、会社にはいくらの資金があるでしょうか。 

在庫品を処分し、定期預金を解約し、株を売却し、ゴルフの会員権を売却し、いったいいくらの現金を作ることができるでしょうか。 

その現金で毎月発生する固定的な支出を何か月カバーすることができますか。 

12か月分あればかなり優秀です。 

トヨタクラスの優良会社ならば、数年分はあるでしょう。 

しかし、ほとんどの中小企業はほんの数か月分ではないでしょうか。 

ということは、万が一の場合、数か月で会社の寿命は尽きてしまうということです。 

キャッシュを潤沢に蓄えておくことは、会社存続上とても重要です。 

もし、現在十分なキャッシュがないならば、少なくとも社長は生命保険に入っておくべきです。 

社長に万が一のことがあっても、次の社長の営業体制が整うまでの時間を稼ぐことができます。

あるいは、最悪、会社を解散ということになっても、従業員に退職金を払い、借入金を完済して、社長の遺族にも保証を支払うことができます。 

では、借り入れが多く、しかも会社は赤字。十分な保証の保険料を払えない場合はどうするか。 

この場合は、社長が個人で生命保険に入れば解決出来ます。 

社長に万が一の場合は、社長は会社の銀行借入金に対して個人保証をしていますから、社長の遺族は多額の借入金の保証債務を相続することになります。 

個人資産を処分しても借入金を返済しきれなければ、遺族はその後も返済義務を負ってしまいます。 

そうならないためには、遺族は全員、相続放棄をする必要があります。

そうすれば、保証債務も引き継ぐことはありません。 

しかし残された遺族も生活資金は必要です。 

そこで、社長が個人で加入していた生命保険の保険金が活躍します。 

なぜならば、相続放棄をしても保険金は相続財産から除外され、無事遺族のもとに支払われるからです。 

自分は絶対大丈夫。長生きするから。

というのは完全に現実を無視した考えです。 

赤字会社の社長ほど、元気なうちに生命保険に加入しておきましょう。 

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この記事の執筆者

梅川公認会計士・税理士事務所 所長 梅川貢一郎

東京都千代田区を中心に活動。得分野は会社設立を含めた起業支援、創業融資、および創業期の企業向け経理・税務・会計サービス。

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